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聖地話

.08 2012 独り言 comment(0) trackback(0)
この間、初めて奈良に行きました。
奈良は、自分の中でとても特別なイメージのある土地で…
やはり古来からの歴史の積もる地、日本の成り立ちが残る場所、ということで憧れもありつつ。
今回は珍しく同行してくれる人が居ました。
一人で行くのなら飛鳥あたりの遺跡と古墳を巡り、斑鳩の地で聖徳太子に思いを馳せる…wといきたいところだったけれど、半日しか時間もなかったのでとりあえず奈良公園周辺の修学旅行コースを歩きまわって来ました。


興福寺の五重の塔。

IMG_3334_convert_20120208151518.jpg




私の希望で、国宝館へ。
阿修羅像をひと目見てみたかったので。

あの像が735年製造とは…
流麗で端正、本当に優雅で美しい。
存在感が違う。
その他の仏像や八人衆も像もとても綺麗でした。
しかし、もう1300年も前に美の感覚とはあそこまで研ぎ澄まされていたのかと。


大仏殿。

IMG_8239_convert_20120208151747.jpg




大仏は、うわ大きいな、という感じでそのままの感想なんだけど、大仏殿は良いなと思った。
どことなく西洋の聖堂を思わせる造り。
石の床、高い天井、光の余り入らない小さめの窓、薄暗い空間、などの要素がそんな感じを匂わせていたのかもしれない。



春日大社。

IMG_0428_convert_20120208151451.jpg



とても良い森でした。
古来からの信仰を感じる静謐さ漂う山。
下鴨神社の糺の森もとても雰囲気があって好きなのだけど、やはり神社の森には独特の、一種の怖さ、畏れ多さを感じる。



そういえば、お正月に比叡山に行ってきました。
延暦寺。
ここも本当に行ってみたかった土地で。
物凄かったのが根本中堂。
異質なるものの存在…
簡単に言うと、危ない場所だった。
1200年もの間途絶えたことのない「不滅の法灯」といい…
入った場所よりもかなり下がった位置にある本尊の土間、あの暗闇。
闇には、良しにつけ悪しきにつけ、とかく尋常じゃない引力がある。
そんなことを感じました。
もう一度行ってみたい、とても気になる場所。



観光地って難しいと思う。
その地が素晴らしい場所であるが為に人気があり、口コミもあり、人が人を呼んで名所となるわけだけども。
そうして大衆化してしまうと本来のその魅力自体が失われてしまうことも無きにしも非ず。

特に元来”聖地”であった場所に関しては、それが顕著なのではないかなと。
聖地には幾つか必要不可欠な要素があると思う。
俗に言う「パワースポット」のパワーに当たるもの、それを造り出しているのは一体なんなのか。

私は日本人なら全く普通な、宗教に対してかなり寛容な人間だから(このブログにも正にそれが表れている気がするw)、だから神を信じるかとか信仰のどうこうたる、そういうものには余り興味を持てないのだけれど…
例えば「聖なる」とか「神」とか、そういう意識を持たせるに至る、その根源とは一体なんなのだろうということにはとても興味があって。
またこれについて語り始めると物凄く長い記事になりそうなのだけどw

やはり、人がそういう「この世のものではないもの」の存在を感じる瞬間、というのが絶対あると思う。
それは、その醸し出す雰囲気であったりするのではないか。

聴覚的なもの。
独特の雰囲気を造り出す静けさ、ある種の音。人の声音。
視覚的なもの。
暗さや闇。または光線。光の量や方向。
色。極度に色味を抑えてあったり、年数を帯びた石や木材、金属の色。もしくは極彩色。
嗅覚的なもの。
お香の薫りはわかりやすいけれど、建物に篭るその他の匂いなども。
年月を経てきたものの匂い。

あとはそれ以外の感覚。
これは説明しづらいけれど…
例えば、懐かしさ、郷愁の感覚とか。
さっきも出したけど、畏れ、畏怖の感覚とか。
でもそれらも、突き詰めれば何かしらの雰囲気に由来しているものなのかも。

などなどの要素が相まって、神々しさを演出するに至っているのではないかなと。
勿論、伝説や歴史も必要なのだけど。
というかそもそもそれが無かったら聖地にならないしな。
しかし雰囲気無くしては…、歴史だけでは、その場所が「何もない」状態になってしまうような気がする。

凄く感覚的な問題なのかもしれないけれど…


何が言いたかったかって、人が余りにも大挙して押し寄せることによって、本来の持ち味であった以上の”雰囲気”つまり”神々しさ”が失われてしまい、ただの場所になってしまうことがあるんじゃないかな、というそれだけ。

現実に、色々な観光名所である神社仏閣に行ってみたときに、あ、ここには何もない、と感じることがあったりして。
逆にマイナーな神社や山岳信仰の残る山で、うわ危ないなここなんかいる、と思うこともあるし。
そういうものに出会うとやはりどきどきする。

その感じは他ではなかなか味わえない。





またも久々な記事でしたが、異常に長くなりました…
しかもどこかの観光業界の回し者かっていうような内容w

教会(カトリックに限るけど)も好きだし、神社も好きだしお寺も好き。
イスラム系の寺院にも行ってみたいな…


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