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卵を立てることから~卵熱

.26 2009 山海塾 comment(2) trackback(0)
山海塾の公演 「卵を立てることから―卵熱」

2009052621580001.jpg



一つ先に書きたいことがある。
それは何かというと、「生卵が立つ」ということ。

これはコロンブスの話とはあまり関係がない。
コロンブスは殻を割って、卵を安定させて立たせたのだし。

そうじゃなく、生卵は自立する。
野口三千三さんの著作を読んだことがある人はわかると思う。
そもそも、野口三千三、というのが誰か、というと、野口体操を作った人。
野口体操は、舞踏、そして山海塾にも、多大な影響を与えているらしい。

その野口さんは、ポン、と置いてすぐに卵を立たせることができるそう。
そこまでになるのはなかなか難しいけど、本当に、誰にでも、生卵を立たせることはできる。
現に、家の六歳の妹でも出来た。
時間をかけて、ゆっくりとバランスをとっていくと、ふっと、卵は自立する。
その、卵を立たせるまでの妙な集中力、空っぽになった頭の中。
卵と自分との、対面、対話。
そして、自立した卵の、不思議な安定感。
素直に、何の力もなく立っているかのような印象。

多分それが、この作品の下敷きになっているのではないかと思う。



天から降り注ぐ、一筋の砂と水。
音楽が止むと、水音だけが空間に響く。
暗闇の中で、何の音だったか、と記憶を辿る。
遠い昔の記憶。

生と死。
始まりと、終わり。
そんなものを、強く感じる。
胎内。もしくは、そのもっと前。生命の始まり。
そして、死んだあとに行くであろう、どこか。




これは、是非とももう一度見たい。
本当に素晴らしい作品。
DVDも出ているのだけど(そして山海塾のDVDは、これきりしかない)、映像では伝わりきらないものが多いと思う。
やはり会場であの空間を共にするのと、そうでないのとではかなりの差があるので。

今年はあまり日本での公演がないのが残念。
もっと見たい。
そして、やはり大洋さん、今回の公演が最後だったのだそう。
もう山海塾での大洋さんを見ることができないのは残念だけど・・・
でもこれからも、面白い企画やダンスを作り出してくれることと期待している。



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comment

mcberry
「卵を立てることからー卵熱」は大谷のときにスタッフでした。
山我さんのべたーっとした照明がきれいだったのですが
再演の時は変わっているのかな?

衣装が確か三宅一生さんで、水を含んでも
踊りにくくない素材だったはず。

毎日卵を作るのと砂を乾かすのが大変だったようで
担当のスタッフは苦労していました。
2010.10.04 00:05
F
コメント、ありがとうございました!!
と…
スタッフの方でしたか!!
凄い!…ちょっと驚いてしまいました…!
卵熱、もう本当に素晴らしくて…
衣裳、一生さんだったのですか!!
そうですよね、連日の公演となると、山海塾のようなカンパニーでは本当に仕込みが大変だろうと思います…

山海塾は本当に大好きです。
2010.10.04 00:55

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