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森羅万象の聲

.28 2012 未分類 comment(0) trackback(0)
一ヶ月以上放置してしまった。
お久し振りです。


昨日、黒百合姉妹のコンサートに行って参りました。

初めてだったのですが…本当に行って良かった。

黒百合姉妹を聴いてみたのも、実は結構最近のことで。
名前は以前からきいたことがあったのだけど、なんとなくロリータ少女系ユニットのようなものwを勝手に想像していて、これっぽっちも聴く気が起きなかったという…。
でもそれを、何がきっかけだったか忘れたのだけど、とにかく聴いてみたらあれ!これ!と。
見た目もロリータではなくてゴシック黒服なお姉さま。
しかも1988年結成という、この世界ではなかなかの歴史を感じさせ、しかもトランスレコード系レーベルSSEからきているというこの方々。
その辺の成り立ちなどにもかなり興味があって、聴くようになりました。

音楽も、最初はその声と発音の感じがちょっと苦手だったのですが、慣れてくるとこれがまた良い。
この音、この世界感にはこの声と歌い方でないと駄目だとさえ思う。

なんかたまに、Dead Can DanceやCocteau Twinsが好きな人にお勧め!みたいな文章を見ることがあるのですが、私は余りそうは思わなくて。
というかDCDとかを期待して聴くと、凄く勿体ないと思う。
というのは、自分が初めその辺のところでだいぶ戸惑ったので。
でもそれで黒百合姉妹が苦手なんてことになったら、本当~に勿体ない!

歌い方やサウンドの作りの点でかなり違うし、別物と思った方がいいし勿論別物だし。
リサ・ジェラルドやエリザベス・フレイザーは素晴らしいし女神の歌声だと思う、私は本当に大好きだけれど、でもその歌声とはまた違った良さ、美しさがJURIさんの声には宿っている。

特に昨日、生で聴いて更にその感覚が強くなった。

あの空間で静寂、そしてLISAさん達楽器隊の音に囲まれながら歌うJURIさんには、紛れもなく”何かが”降りていた。


音としては、宗教音楽、古楽や民族音楽をベースにした、とにかく美しく広がる音世界。
楽器もLISAさんの操る鍵盤、ピアノやチェンバロ、オルガンなどの中に古楽器や民族楽器の音色が入り混じることもあり、これまた美しく懐かしい世界を体感させてくれる。

実際にバッハのカヴァーなどもやってらっしゃっていて、それがまた本当に美しい。

生で聴くと、身体中に沁み渡っていくような、響き合うような、そんな感覚になる曲の数々。
今年の6月、七年振りに新アルバムを発表するのだそう。
私は昨日、会場の先行販売で入手済みなのですが。
その名も「森羅万象の聲」。

さきほど拝聴したのですが、これがまた素晴らしい。
コンサートでも何曲か演奏して下さって、オルガンの重厚な響きがとても印象的で大好物だ!と思っていたのですが、やはり至高の美の世界を魅せて下さいました。

是非聴いてみて下さい。

そして、今年はもう少し活動される!?とのことなので、10~12月の間に予定されているコンサート(日程はまだ出ていませんが)に是非足を運んでみてください。
この方々が活動していて下さることに、感謝の気持ちさえ覚える。

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ホーリー・ワーバートンさんのアートワークがまた美しい。
左上のCDは、昨日一緒に買ってきた2005年発表のアルバム「天の極み 海の深さ」
こちらのラストに入っている「Kyrie」、この曲…!!

昨日のコンサートのラストの「Kyrie」、声に音にそれ以上のものがこもっていて…
思わず涙してしまったのは絶対に私だけではない筈。
音楽の持つ力をいうものを感じた瞬間だった。

昨日は本当に本当にありがとうございました。
あの場に居ることが出来て本当に良かった。







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反転

.03 2012 音楽 comment(0) trackback(0)
近況など。


英独日混合のスーパーユニットSCHWEIN、の音源をやっと入手したので聴いてみたら、その余りの格好良さに虜に。
自分が米国人だったならばSo Cool!もしくはAmazing!とでも表現したいようなサウンドで、とにかく最高に格好良い。
アルバム「SCHWEINSTEIN」についてはまた今度個別で紹介したいと思う。
ぐらいになかなか掘り出しものな格好良さ。

最近妹がMarilyn Mansonを聴きたいと言い出したので、持っていたアルバム「Antichrist Superster」から「The Golden Age of Grotesque」あたりまでの四枚くらいをUSBに落としていて、久々にマンソンを聴いたのだけど、やっぱりいいなと思った。
「The Golden Age~」のノリの良さ(出だしから!)といったらもう、聴きながら拳をあげずには…踊らずにはいられないほど。
テンションを揚げるにはうってつけのアルバム。

しかし妹が普段どんな音楽を聴いているのかよく知らないので、いきなりマンソンとか言い出してちょっと嬉しかった。
しかも驚いたことに、曲を入れてあげる過程で妹のミュージックフォルダをのぞいたら、私が今までそれとなく勧めておいたCDが結構入っていて。
ツェッぺリンとかPink Floydに始まって、Nirvana、前にちらっと良いよ~と言っておいたLillies and Remains、そしてサティも、Dead Can Danceも。
このよくわからない組み合わせ…(自分がその時々ではまっているものをとりあえず推しているのがよくわかる)

更に驚いたことにはBUCK-TICKのアルバムが入っていてだな…!
しかもそれが「Sexy Stream Liner」で。
なんというか、よりにもよってそこ!?みたいなちょっと複雑な気分になったw
とても嬉しいしとても良いアルバムだけど、…なんだけど、入門としては最適とは言えないんじゃないかと思ってw

でも私B-Tなんか勧めたことあったっけ?と暫し頭を捻る。

自分が余りにも好きなものは、ややもすると押しつけてしまいがちなのでそんなに人に勧めたりしないようにしてるんだけど。
やっぱり好きだから、相手にも好きになって貰いたい!という気持ちが強くなってしまうので。
で、その末に余り好みじゃないって言われたら、勿論人の好みは人それぞれだから色々な感じ方があって当然なのだけど、やっぱり残念な思いをしてしまうし。
でも逆にそれで好きって言ってもらえたりしたら、その喜びと言ったら最高なんだけど。

舞台とかは割と無条件に感動出来たりするので勧めやすいんだけど、本と音楽は難しい。



以前撮った画像をネガにしてみたら凄く綺麗な色が出て、ちょっと新鮮な感覚。

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両方とも空を撮ったものだけど、この青の絶妙な色合い、グラデーションが気に入った。
切り取ったかのような街並みも良い。
素敵。






異形のパレード

.24 2012 音楽 comment(0) trackback(0)
3月20日、Moran、Dolly、9GOATS BLACK OUTの3マンツアー「異形のパレード」大阪ライブに行って来ました。

あのくらい小さい箱でのライブは久々。
対バンも久々。
楽しかった!

そもそもそんなに色々なバンドのライブには行ってないので(複数回行ってるのもMoi dix MoisとBUCK-TICKだけだし)、様々なバンドを体感出来て、それもまた新鮮で楽しかった。


目当ては9GOATS BLACK OUTだったのですが。
なんか今年に入った頃からじわじわ来てて。
「甘美な死骸」を聴いて、かなり衝撃を受けて。

そんな感じで、ツアーあるみたいだし行ってみよう、と当日券で入場。

勿論当日券なのでかなり後ろの方で見てました。
人いっぱいだった!


いきなりトップバッターで9GOATSでした。
全然予期してなかったから突然で、え、もう?と何故か多少慌てた。

ryoさんが出てきた瞬間の歓声。
出てきたときのオーラが物凄い。
魔王…!

まだ曲とか全部聴いているわけではないので、わからないものもあったのだけど、「any」美しかった…
そして念願の「甘美な死骸」。
泣きそうになってしまった。
美しすぎる。神々しい。

ryoさんのステージングは本当に完璧だと思った。
ひとつひとつの動作が完成されていて、どこをとっても美しい。
指先までもに神経が行き届いていて、はっとする瞬間がある。
赤いグローブをはめていた手の綺麗な動きには、ずっと魅せられてしまった。

そして声。あの安定感!
それどころか、ライブならではの様々に変化する声色が耳にも心地よい。
ファルセットもデスヴォイスも本当に凄い。

utaさんのギターも凄く好き。
激しめの動きもいちいち決まっていて格好良かった。
hatiさんの指!綺麗な動き!
ベースラインが気になる感じの曲が多かったので、凄く目が行った。
もうなんかメンバー全員良いよね。
本当に素敵なバンドだと思う!


対バンということで時間はすぐ終わってしまったけれど、かなり感動してしまった。
是非とも9GOATSのライブはまた見に行きたいです。
もうちょっと曲も覚えて。

物販で「Draw」と「Karte」も購入。

2012032116510000.jpg


ジャケットデザインから既に格好良い。
と思ったらデザインしてるのryoさんだった…マルチな方ですな!


ライブは、Dolly→Moranと続きました。

両方とも初めて。
凄く吃驚した、いろんな意味でw
でも面白かった。

Dollyではいきなりお客さんたちがペンライト取り出すしw
曲によって振りとか決まってるし!
しかも皆そろってて上手なので、後ろから見ていてかなり楽しかったw
ていうかまず最初にメンバー出てきたとき、咲いてるのにも驚いた!
曲もポップでノリやすそうな感じで、皆はじけてて楽しいライブでした。


で、Moranではライト内蔵の指輪を取り出すお客さん達!w
これがまた大勢の指にいっぱい光っていて、後ろから見るとカラフルでとても綺麗でした。

そしてMoranで驚いたのが、ドラムのSoanさん?が煽ってたことw
ドラマ―が煽るなんて初めて見たw
最初、どこから声が聞こえてくるのか全然わからなくて。
フロントの三人の誰もマイクに近づいてない、口も動いてないようなときに、かなりの頻度で熱い煽りが聞こえてくるものだから、これは一体誰が煽ってるんだ!??とずーっと謎で。
かなり最後の方で、あ、ドラマ―さんだ!!と気付いたときの驚きといったらw
ドラム叩きながら、サイドのマイクで喋ってたもんねw凄い!

siznaさんのパフォーマンスも最高だった。
隙が無い!格好良い!
かなり激しく動いてるのにギターもちゃんと弾いていて、テクニシャンだなーと。
しかしsiznaさんは喋るときのあのキャラ設定、間違ってはいないんですか…w




とにかく楽しいライブで、行って来れて良かった。

9GOATSにはかなりはまってしまいそう。
世界観が好きだし、ライブがとても魅力的。
まず曲が本当に良い!

S/N

.18 2012 BUCK-TICK comment(0) trackback(0)
1995年のBUCK-TICKの7thアルバム
『Six/Nine』
初回限定版のケースはとても綺麗な青。

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透けてはいるもののジャケットが余り見えないくらいの濃度の青。
この余り明瞭に見えてない感じ、内に籠もって混沌としている感じが良い。
アルバム全体の雰囲気やテーマそのものともリンクしているように思う。

初めて聴いたときは本当に衝撃を受けた。
カオティック、暗さや精神的なもの、追い詰められた感を一曲一曲から受け取った。
このアルバムが作られたときのバックグラウンドも、B-T自体もまだそんなに知らないで聴いたのだけど。
それでもこのぎりぎりな感じに吃驚してしまった。
大変な作品だと思う。

やっぱり6曲目の「楽園」はこの修正前ヴァージョンが好き。
コーランが入ることによって怪しい世界の雰囲気が充満する。
シングル『鼓動』にカップリングで入っているハードロックなアレンジの方も好き。

12曲目「Kick(大地を蹴る男)」はアルバムの中で、個人的にほっと出来るスペース。
出だしといいどこか鼓舞するようなサビといい、本当にメロディが良すぎる。


ちょっと流して聴くことが難しいアルバムなので、いつでもどこでも気軽に聴ける作品とはいえないのだけど、この世界はなかなか他に無いと思う。
そして毎度思うことだけれど、この人達本当に凄いなと。



New Single『エリーゼのために』楽しみだ!!

Dragon Tatoo

.17 2012 雑記 comment(0) trackback(0)
先日、映画「ドラゴンタトゥーの女」を見に行ってきました。
映画雑誌とかで、結構前からルーニー・マーラの写真や映画評を見かけていて気になっていて。
あのハードなヴィジュアルにはやはり何となくシンパシーも感じるところがありw

そして原作の「ミレニアム」も読んだのだけど、それがまたとても面白くて。
リスベットがとにかく格好良い。
舞台がスウェーデンだというところも雰囲気が変わっていて良い。

そんなわけで見に行ったのですが、映画も凄く良かったです。
ルーニー・マーラのリスベットが最高。
余り表情を変えない、感情を極度に押し込めている感じがあって、また感情の爆発もあって。
その落差と、リスベットの奇怪な謎めいた生命体的なところ、でも意外にも普通なところの落差と。
そういういわゆる「ギャップ」こそが彼女の魅力だと思うので、その魅力が存分に出ていてとても良かった。



しかしこの映画の見所はとりあえず冒頭にある。
最強に格好良いです。
何と言うか、あれだけでも見る価値あるよねという感じ。
Led Zeppelinの「移民の歌」、あの名曲のアレンジヴァージョンがPV風に…
サイバーでドロドロでエキセントリックでヴァイオレンスな(もうわけわかんない)印象のとにかくクールな映像と共に流れるのですが、本当に最高。
鳥肌ものでした。
大音量の「移民の歌」と、大画面いっぱいに繰り広げられる映像作品。
あれだけで一作品になるハイパークオリティ。
あのミュージックビデオ欲しい。


大手拓次詩集

.03 2012 comment(0) trackback(0)
三月に入りました。

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花屋さんの店頭を眺めるのが好きです。
特に好きなのはアネモネ、ラナンキュラス、クリスマスローズ、菫、ヒヤシンス。
花や植物は好きだけれど、育てることはできないので専ら観賞専門。




妹から最近勧められた本 「大手拓次詩集」

大手拓次  1887(明治20)年生まれ、1934(昭和9)年没。
この詩人のことは初めて知ったのだけれど、目次を見た瞬間に気に入りました。

「華奢な秘密」「ふし眼の美貌」「円柱の主人」「くちなし色の散歩馬車」「砂人形」「走る宮殿」「青い異形の果物」
「ベルガモツトの香料」「月下香の香料」「白薔薇の香料」「ちりぎはのばらの香」…

ボードレールやヴェルレーヌなどのフランス象徴詩に影響を受けたそうで、その世界は余りにも幻想的。
繰り返されるテーマ、「香料」と「薔薇」のように濃厚な香気が漂う。

著者はかなり寡黙で、内向的で孤独を好む性格だったとか。
周囲との交際をほとんどせず、詩人仲間との付き合いも余りなかったそうで、そのせいもあってか、死後に北原白秋とか萩原朔太郎とかに「眼は碧い洋種の詩人」だとか「仏蘭西語以外の書物を読まなかった」だとか、散々勝手な(?)伝説を作り上げられた…というエピソードがあったり。

でも、ことの正誤はさておいても、そんな風な印象を持つのにも納得するというか、全く違和感が無い。
それほどにも夢幻の美の香りを持った詩だと思う。


 「香料の顔寄せ」

 とびたつヒヤシンスの香料、
 おもくしづみゆく白ばらの香料、
 うづをまくシネラリヤのくさった香料、
 夜のやみのなかにたちはだかる月下香の香料、
 身にしみじみと思ひにふける伊太利の黒百合の香料、
 はなやかに着物をぬぎすてるリラの香料、
 泉のやうに涙をふりおとしてひざまづくチユウリツプの香料、
 年の若さに遍路の旅にたちまよふアマリリスの香料、
 友もなくひとりびとりに恋にやせるアカシヤの香料、
 記憶をおしのけて白いまぼろしの家をつくる糸杉の香料、
 やさしい肌をほのめかして人の心をときめかす鈴蘭の香料。





優しくて繊細な言葉の選び方、並べ方。
ロマンチストだとか耽美派だとか言ってしまえばそれまでだけども、この感覚的な世界。
…春の夕暮れの夢の如し。








前の記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました!!





BTとDCD

.26 2012 音楽 comment(0) trackback(0)
最近購入したCD。
特に好きなジャケットの三枚。

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左上の手のやつから時計回りに
「月世界」 BUCK-TICK
「TABOO」 BUCK-TICK
「DEAD CAN DANCE」 DEAD CAN DANCE


TABOOとか今更買ったの?って感じですが…
実はBUCK-TICKは「悪の華」以降しか聴いていなくて。
それより前のものは、曲はベストに入っているものであったり「殺シノ調ベ」Var.とかだったりは聴いているのだけど、アルバム自体を持っていなかったという。

従ってTABOOの中の曲も、「ICONOCLASM」は殺シVar、「ANGELIC CONVERSATION」「TABOO」「JUST ONE MORE KISS」などは聴いているので馴染みやすいアルバムだった。
しかし既に今井さんは今井さんだ…!
このアルバムが発売されてから余裕で20年以上経過しているとか考えられない。



「月世界」これはシングルなのだけど、確かこのタイトル曲はどのアルバムにも入っていない。はず。
凄くこの曲が好きで…
このくせになる沈鬱な浮遊感。大好き。
そしてジャケットもかなり好み。
B-TのCDジャケットは良いなと思うものが多くて、特に昔のシングルとかは余り手に入らないけれど、飾っておきたいようなのが色々ある。
「JUPITER」「ドレス」「die」は欲しいな…

ちなみにこの「月世界」、カップリングとしてヒデの曲と、布袋さんリミックスの「無知の涙」が入ってます。
あとCDそのもののデザインも素敵。



「DEAD CAN DANCE」これはDEAD CAN DANCEの1stアルバム。
DCDも、87年の「暮れゆく太陽の王国で」以降しか聴いていなくて。
それは3rdアルバムなのかな。

このアルバム自体は2008年に再発売されたヴァージョンで、84年のデビューアルバム「DEAD CAN DANCE」と、そのあとに出したシングル「Garden of the Arcane Delights(邦題「深遠なる庭園にて」)」を収録したもの。

本当に偶然タワレコで発見。
そもそも余りタワレコとか行かないし。
この間、たまたま予約していた東京事変のラストアルバム「Color bars」を引き取りに行って、そのついでにちらっと洋楽コーナーでも見ておくかなーと立ち寄ったら…鎮座してらっしゃった。
うわ何で!?みたいな、珍獣を発見したような気持ちになり、すぐにレジへ持って行ったのは言うまでもない。


この1stの頃は、DCDもまだ五人組だったそう。
その後はブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルドの二人組ユニットとして活動するわけだけれども、このアルバムはまだバンド的な、ロックなアプローチがあって面白いです。
ゴシックでダークな…どことなくアンダーグラウンドな、怪しく美しい暗い響き。
80年代イギリスらしさ、みたいなものがあり、でも既にDCDはDCDだなぁと思わせる要素に満ち満ちている。
いいな…この深遠な世界観、音がやっぱり好き。

そして二人とも歌が上手い。


DEAD CAN DANCEのCDもどれもジャケットが好き。
近年は音楽業界もかなり大変なのではないかと思うし、CD自体をリリースすることに余り意味が無くなっているようなところもあるのかもしれないけれど…
やっぱりCDという物体が好きなので、この形態はいつまでも無くならないで欲しいなと思う。
アートワークだったりブックレットだったりで、曲と共に作り手の思いと感性を垣間見れる、というのはCDだからこそで、絶対に配信では味わえない面白みなのではないかと。
同じことが本にも言えるのだけど。

ということでこれからもCDは出来る限り買うようにしようと思う。






この曲は特に好き。
リサ・ジェラルドの沁み渡るような歌声。





前の記事、そして過去の記事にも拍手下さった方々ありがとうございました!!

街の神秘と憂鬱

.22 2012 独り言 comment(0) trackback(0)
今日はだいぶ暖かさを感じる一日でした。
春が近づいて来ると、散歩が楽しい。
私は歩くのは全く苦にならないので、10kmくらいまでなら歩けるし、片道一時間ほどの道のりならば日常的に歩いてしまう。
歩きながら建物を見るのが好き。
特に、階段、柱や回廊、窓や入口の装飾や形。


そういう訳で、建物を描いた風景画が好き。
中でもジョルジォ・デ・キリコ。


今もやっているのか…?
ちょっとわからないのだけど、子供の頃よく見ていたTV番組で、「美の巨人たち」というのがあって。
確か、「世界不思議発見」のあとだったはず。
その二本立てを見るのが、土曜日の夜の楽しみだった、そんな小~中学生でしたw

両親の影響というのは大いにあったのだと思うのだけど、そういう絵画とか美術に関するものには幼いころから興味があって。

「美の巨人たち」は、たぶん第一回目から見てたと思う。
ピカソのゲルニカだったような。


で、その何回目かの特集で初めて見たのが、キリコの「街の神秘と憂鬱」。
今でも物凄い強い印象が残っている。
あの小林薫の、どことなく怖いナレーションと共に…

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不在の存在。
そんな感じ。
誰かいるけど誰もいない。
ここには誰もいない。

あの独特の色合いも衝撃的だった。
明るいけれど、どことなく漂う不安感。
不安だけど、なんとなく懐かしい。

そんな、”不安と共に甦る郷愁”みたいなものを子供心に感じて、その魅力に惹きこまれたのでした。

子供って意外と色々なことを繊細に感じたり考えたりしているものなのよね…とか思ったり。
今思い出してみると、だけど。

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余談なのだけど、B-T今井さんのブログで、「街の神秘と憂鬱」について触れられていたことがあって。
そのときに、サティやジョン・ケージ、武満徹、更にちょっと変わったアンビエントや現代音楽の類、にも触れていて、その二つの共通点みたいなことを書いてらして。

そういった類の音楽を聴いたときに感じるものが、例えばキリコの絵を見たときに感じるものと似通っている、というような内容だったと思う。
不安感の中の安心感。ふいの懐かしさ。空虚。虚無の存在。みたいなもの。

その記事を読んだとき、自分が感じていたことと余りにも同質だったので、とても吃驚して。
と同時に、この人の感覚はきっと本物だ、と思ったし、だからあのような音の世界を作り上げることが出来るのだなとも思って何だか嬉しかった。

今井さんがお勧めしていた、諸星大二郎の漫画作品も読んでみたい。
「夢見る機械」とか「不安の立像」とか、題名だけでも素敵。








前の記事に拍手下さった方、ありがとうございました♪
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